メダリオン

本日1本目。「ジャッキー・チェン生誕50年・日本劇場公開50作目記念」ということらしいが、前者はともかく後のほうはこじつけだよなあ。こんなうさんくさいプロモーションは絶対東宝東和だと思ったけど、じつはヘラルド配給。ジャッキー映画ってこういうの多いよな。
めざましで軽部が「この映画でジャッキーは初めて死にます」とか言ってたが、パンフレットの出演作一覧を見たら「炎の大捜査線」のところに『ジャッキー命落とす』って書いてあったぞ。軽部違うじゃん。


悪者を追跡中に殉職したジャッキー刑事が東洋の秘術で黄泉がえり、ついでにスーパーパワーを手に入れて、そのパワーを我が物にしようとする悪者の野望を阻止するというお話。いたって明快でございます。
アクション面から見ると、落下シーンに明らかに慣性が働かなくなっていたり相性の悪いCGを導入したりと、まさしくハリウッドブレイクしてからのジャッキー映画といった趣きで、じつにさびしい仕上がりではございました。
が、不死身のからだとスーパーパワーを身に着けたジャッキーが高いビルをひとっ飛びしたり高いビルから落っこちたり、いろんな人を物凄い勢いで突き飛ばしたり物凄いスピードで走り抜けたりと、楽しく無茶をするさまは、クリストファー・ランバートショーン・コネリーが不死身の剣士となってやはり無茶をしまくる「ハイランダー2」をほうふつとさせ、ばかばかしい勢いがあってコメディとしては及第点かと思われます。ジャッキーの相棒役のリー・エヴァンスも、アタマからケツまでベタギャグを連発していて、そのゆるさ加減がジャッキー映画向き。