マッハ!!!!!!!!

タイ映画は『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』以来だったのでほとんどなじみが無い、というか初体験と言ってもいいくらいではなかろうかといった感じなので、独特のリズム感があったりして乗れなかったらどうしようなどと危惧していたのでしたが、ほぼ香港映画だったのでひとまずはホッとした次第です。
それもジャッキーリスペクトに溢れた画作りで、日本語吹替え版だったのも手伝って全く違和感も無く、大木の頂上にある布を奪い合うという『ドラゴンロード』チックなオープニングから「死んだら事故だけど死ななかったらスタント」といった香港映画的アバウト感が炸裂して、一気に引き込まれました。特に追いかけっこのシーンでは主演のトニーさんが一人気を吐き、オリジナリティー溢れるアクションを披露してくれますが、ジャッキーの影響がありありと見られて非常にほほえましいです。
一方バトルシーンは誰からの影響も受けていない、唯一無二の迫力で迫ってきます。看板にいつわり無しといったところでしょうか。CMで大塚芳忠で唸っているとおりヒジ打ち&ヒザ蹴りの嵐で、敵のみぞおちや脳天にトニーさんの肘や膝が容赦なく決まるたび、感心させられると同時に爆笑させていただきました。

あんたら無茶しすぎだよ。