映画のハシゴ観は楽しいな

休みだというのに、仕事のときと変わらない時間に家を出て有楽町へゴー。土日は平日より上映を早い時間帯に一回増やす映画があったりして、わりとハシゴがしやすい。


ということで一本目は、性転換をしていない方の兄弟・コーエン兄弟の「レディ・キラーズ」を鑑賞。思えば、今の今まで食指が動かなかったというかタイミングが悪かったというか、ことごとくコーエン兄弟の映画は見逃してきた。で、今回が初コーエン。内容はカッチリとした映像で律儀な話運びと、コーエン映画には観ていなくともなんとなく持っていたイメージがあったのですが、まさにそのとおりで意外性は無かったものの安心感はありましたよ。登場人物のキャラをあえてステレオタイプにしているのもコーエン映画っぽい。イメージですけど。将軍が素敵。


続いてロックさんの「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」。賞金稼ぎのロックさんが、チンピラ息子の回収を頼まれてクリストファー・ウォーケンが牛耳るアマゾン奥地へ地方興行というお話。内容は推して知るべし。注目すべきところは「ハムナプトラ2」「スコーピオン・キング」の時より硬さが取れて余裕すら出てきたロックさんの演技ではなく、「007/美しき獲物たち」以来の狂気のバカ笑いを見せたクリストファー・ウォーケンでもなく、チンピラ息子役のショーン・ウィリアム・スコットであります。「バレット・モンク」につづく見事なボンクラっぷりで、これからのキャリアの方向性を決定付けるような演技でした。要注目でございます。