トルク

アイス・キューブさん出演ということで、ずっと気になっていた本作。なんかえらい待たされていたような気もするけどようやく公開にこぎつけたので、とるものとりあえず公開初日に駆けつけました。つうかだいたい気になる映画は初日に観に行ってるんですけど。


お話は、半年振りに帰ってきたハンサムバイカーが麻薬やら殺人やらいろいろ濡れ衣を着せられて、FBIとかアイス・キューブさんとかマット・シュルツさんとかに追いかけられまくるので、超絶バイクテクで逃げおおせたり逆に物凄いバイクで追いかけたりするという、あえて説明するほどのものでもないですな。もちろん監督自身もその辺は心得ているようで、やっつけ話を軽く吹き飛ばすかのようにスピードと爆音とハッタリとおっぱいで約90分を駆け抜け、非常に潔いと思いました。「ワイルド・スピード」まるパクリな特殊効果もご愛嬌。製作一緒だしね。期待したものが期待したとおりだったりすると、そのベクトルがどうであれ嬉しくなるものです。


すぎむらしんいち作「超・学校法人 スタア学園」13巻にて主人公コキジが「映画は銭やない、心意気や!*1」とぶち上げるシーンがあるのですが、こういう映画を観ると彼の言うとおり、ちょっとの予算に心意気とスピードと爆音とハッタリとおっぱいがあればすばらしい作品が出来るのだなあと思いました。

*1:ここだけなぜか関西弁